そこはどこまでも美しい地獄だった
日プです。
いや急になんだよって話ですよね。順を追って説明します。
PRODUCE 101JAPANというコンテンツがあるんです。
簡単に言えば、素人男子(中にはダンス経験者やデビューしてた子もいるけど、基本は事務所に非所属という前提)を集めて番組を見てる人たちが投票し、101人の中からデビューできる「11人」を選ぶ。というものです。
元は韓国の番組から始まったもので、日本で有名ってなると、IZ*ONEがそれですね。
で、この番組の「初の日本版」が現在放映中のもので、12月11日が最終回となっております。
これがな
沼
どっぷりと
沼
Twitterでフォロワーさんが「○○くんに投票してほしい!」という呼びかけをしてまして、
まー、見る気はないし、どうせ余っている票ならば君の推しに投票しようではないか、と重い腰を上げたんです。
ただ投票すればいい、最初は気楽な気持ちでした。
ところがこのフォロワーさんのね、巧みな罠にハマりまして。
「ありがたいけど、あなたの推しが誰になるか聞きたいから暇なときにでも見てみて!」と。
これが沼の入り口だなんて誰が想像し得ただろうか?
実は1回目だけは軽く見たんですけど、食指が動く子はおらず。そのまま放置してたもんで。
んー、まぁそこまで言われたら…ま、気楽にね。気楽に。
11月28日現在。
リアルタイム放映まで追いついた挙句、1〜9話を何回も見るまでになっているよ。
そして、そしてですよ。
もう既に101人から35人まで減っているんです…
今現在、投票出来るのは毎日2名のみ。
毎日毎日頭を抱えています。
なにせ推しが決まらない。何故なら全員が「デビューしたい」という強い気持ちでもってステージに立ってるもんだから。
全員応援したくなっちゃうじゃない…。
一人でも多くデビューステージに立ってほしいじゃない…。
でもそこに立てるのは11人だけ。
これで夢を追いかけるのは最後に、とか言われちゃうんですよ。
おい、やめろ。
例えここで落ちたとしても、何かのきっかけになるかもしれないじゃないか。
まだ30前だろ。いやたとえ40だったとしても。
追いかける夢を諦めるなよ、と。
全員が11人という枠に入りたくて、必死に頑張って(中にはそうじゃない子もいる。見抜く力が必要である)。
落ちた子を思い涙したり、上がったことを素直に喜んだり。
まさに青春。
地獄という名の青春です。
果てしなく美しい涙を流させているのは、投票している我々なのだと気づいたときに、私は思いました。
残酷なゲームだ。これほど残酷で、美しいゲームはない。
なんて悲しくも美しく醜いバトルロワイヤルに加担しているのかと。
本当に毎日投票の事で頭がいっぱいになります。
最早すでに心理戦ともなってきたこのゲーム。
今ならまだ間に合うので是非あなたも沼に落ちてください。
そしてあまりにも美しい彼らの戦いを、その目に焼き付けてほしい。
あなたのその手で入れた一票で、泣き笑いする彼らを。
そして自分の残酷さをまざまざと見せつけてくるこのゲームを。
繰り返しますが、最終回は12月11日です。
さあ。今すぐGyaoで「PRODUCE101」を見ましょう。
見てくれ頼む。